【注文住宅】住み始めてからかかるお金まとめ|固定資産税・保険⋯

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この記事でわかること
  • 住み始めてからかかる住宅ローン以外の費用
  • それぞれの項目の説明と費用感
  • 予算管理のポイント

注文住宅を建てるうえで、最も重要なポイントのひとつがお金のこと。
みなさんは、家にかかる費用をどこまで把握できていますか?

FPさんにも相談して、
住宅ローンは問題なく返せるって言われたし、大丈夫!

本当にそれだけで大丈夫?

実は、住んでからかかるお金は住宅ローンだけではありません

注文住宅を計画する段階では、どうしても「ローン返済額」ばかりに目が行きがちですが、実際に暮らし始めてみると、それ以外にも思わぬ支出があちこちに潜んでいます。
こうした費用を見落としていると、「こんなはずじゃなかった…」と、毎月の家計を圧迫する可能性も

この記事では、注文住宅に住んでからかかるお金について、実際の費用感も交えながらわかりやすくご紹介します。
安心して暮らすために何を想定しておくべきか?」ぜひチェックして、将来の支出への不安を今のうちに解消しておきましょう!

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それでは、さっそく見ていきましょう!

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目次

はじめに

注文住宅の打ち合わせを進めるなかで、ファイナンシャルプランナー(FP)さんに相談できる機会が設けられていることも少なくありません。

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、ライフプランや住宅ローン、保険、資産運用など、お金に関する幅広い相談に応じてくれるお金の専門家です。

ただ、このFPさんのシミュレーション結果を「すべて信じてしまう」のは危険です。
もしハウスメーカー側が紹介してくれたFPさんであれば、「できるだけ予算を多く見積もってもらう」ことが目的になっている可能性もゼロではありません

また、自分でネット上の住宅ローンシミュレーターを使ったり、あらゆるパターンを想定して計算してみた場合でも、意外と見落としがちなのが「住み始めてからのお金」です

特に、今は賃貸に住んでいて初めて家を建てるという方は、「持ち家特有の支出」がどれくらいかかるかをまだ実感しにくいかもしれません。

実は、持ち家って想像以上にお金がかかります
あとから「え、これも自分で払うの?」とならないためにも、住み始めてからかかるお金を事前に知っておくことが大切です。

しっかり把握しておくことで、予算の見直しや生活設計にも役立ちますよ。

住み始めてからかかるお金

それでは、住宅ローンの返済以外にどのような項目にお金がかかるのか、具体的に見ていきましょう。

固定資産税

固定資産税は、土地と建物の両方にかかる税金です。
簡単に言えば、「持ち家は資産に当たるので、その分の税金を毎年納めてください」という仕組みです。

税額は、固定資産税評価額 × 1.4%(標準税率)で計算されます。
具体的な金額は、地域や土地・建物の広さ、設備、築年数などによって異なります

筆者の場合(新築戸建て)の建物部分については、以下のような流れで評価が行われました
STEP
入居後、市役所から書類が届く
STEP
必要書類を郵送で提出
STEP
市役所から立会い日程調整の
連絡が入る
STEP
職員が自宅に訪問し、図面をもとに
設備や内装の仕様を確認
STEP
後日、固定資産税額の決定通知が届く

また、新築戸建住宅の建物部分の固定資産税については、軽減措置が設けられています
さらに、次のいずれかの認定を受けている場合は、軽減期間の延長も可能です。

  • 長期優良住宅
  • 認定低炭素住宅

一方で土地の固定資産税については、「路線価」などに基づいて評価されます。
こちらも、住宅用地で一定の条件を満たしていれば、軽減措置の対象となります。

なお、軽減の適用条件や手続きの詳細は自治体によって異なる場合があるため、気になる方は一度お住まいの自治体の税務課などに確認することをおすすめします。

町内会費や自治会費

戸建てに住む場合、多くの地域で町内会や自治会への加入を促されます。
加入にあたっては「町内会費」や「自治会費」の支払いが必要で、金額は年間数千円~1万円前後が一般的です。

これらの会費は法律で義務付けられているものではなく、加入も支払いも任意です。
とはいえ、地域によっては町内会に加入していないとゴミ集積所が利用できない、回覧板が回ってこないなど、日常生活に支障が出るケースもあります。

また、防犯や防災の観点からも、地域の人とのつながりは持っておいた方が安心です。
よほどの事情がない限りは、加入しておくのが現実的と言えるでしょう。

ちなみに、我が家は年間3,600円を支払っています。

通信費

インターネットの利用料や、テレビ視聴のための費用も、住み始めてから発生するランニングコストのひとつです。
特にテレビアンテナの設置については、賃貸住宅ではあらかじめ設置されているケースが多いため、見落としがちかもしれません。

おおまかに発生する費用項目は以下のとおりです。

  • インターネットの月額利用料
  • Wi-Fiルーターの購入費用
  • テレビアンテナの設置費用 or 光回線によるテレビオプションの月額料金

インターネットについては、スマートフォンのテザリングなどで完全に代用するケースを除けば、ほとんどのご家庭で契約することになるでしょう。

テレビについては、そもそもテレビ番組を視聴しないという方も増えているため、ライフスタイルによっては費用がかからない場合もあります。

我が家ではテレビは視聴しないため、インターネット回線のみ(光回線)を契約しています。
月額約5,000円で利用中です。

火災保険・地震保険

万が一の災害や事故から生活を守るために必要なのが、「火災保険」です。
とても大切な保険で、賃貸住宅に住んでいる方も基本的に加入しているはずですが、普段はあまり意識することがないかもしれません。

火災保険の金額は、補償内容や建物の構造・評価額などによって大きく異なります
また、同じ補償内容でも保険会社によって保険料が変わるため、相見積もり(複数社の比較)を取るのがおすすめです。

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住宅ローンを利用してマイホームを購入する場合、火災保険への加入は必須条件となっています。
引き渡し日から補償がスタートするよう、手続きを済ませておきましょう。

一方で、「地震保険」は加入義務はありません
ただし、地震による損害は火災保険だけでは補償されません。
補償内容や上限金額をよく確認したうえで、家族構成や地域のリスクに応じて判断しましょう。

我が家の場合は5年契約で年間約17,000円です。
保険料は年々見直されることもあるので、数年ごとに再確認するのもおすすめです。

光熱費(水道・ガス・電気)

オール電化かガス併用か、家の広さや設備、太陽光発電の有無などによって、光熱費は大きく変わります。
住宅の仕様やライフスタイルによって金額に幅が出るため、ご家庭ごとのシミュレーションが重要です。

近年は電気代や水道代の値上げも話題になっており、現在の料金だけでなく、将来的な値上がりリスクも踏まえて検討しておくと安心です。

ちなみに、我が家はオール電化+太陽光パネルを導入しています。

  • 電気代:冬場で売電価格を差し引いて月額約15,000円前後
  • 水道代:地域の補助金等もあり、月額3,000円前後
  • 最近の電気代(売電差引後)は561円だった月もありました!

メンテナンス費用

持ち家に住む以上、建物や設備のメンテナンス費用は自己負担となります。

新築戸建て住宅でも、長く快適に暮らすためには以下のような定期的なメンテナンスが必要です。

  • シロアリ対策(10年ごとの再施工など)
  • 外壁の塗装やシーリングの補修
  • 屋根の点検・補修
  • ベランダやバルコニーの防水工事

このほかにも、以下のような設備の維持・交換が発生します。

  • エアコンや給湯器の寿命に応じた交換
  • 24時間換気システムのフィルター交換
  • 浄水器のカートリッジ交換 など

突発的に高額な修繕費が発生するケースもあるため、毎月少しずつでも「メンテナンス費用」として積立をしておくと、いざという時に安心です。

住宅ローン以外に発生する費用まとめ

ここまでご紹介してきたように、注文住宅に住み始めてからは、住宅ローンの返済以外にも多くの出費が発生します。
暮らしを快適に保つためには、こうした費用も含めてしっかりとシミュレーションしておくことが大切です。

以下に、主な項目を一覧表でまとめました

スクロールできます
項目解説
固定資産税土地と建物の両方にかかる税金。
具体的な金額は、地域や土地・建物の広さ、設備、築年数などによって異なる。
町内会費や
自治会費
加入や支払いは任意だが、加入しておくのが現実的。
金額は年額数千円〜1万円程度が一般的。
通信費インターネット利用料やテレビを視聴するための費用。
戸建て住宅でインターネット回線のみ契約の場合、月額5,000円前後のことが多い。
火災保険
地震保険
万が一の災害や事故から生活を守るために必要な保険。
補償内容や評価額、保険会社によって保険料が変わるため、相見積もりがおすすめ。
光熱費家の広さや設備などによって大きく変わる費用。
ライフスタイルによっても金額に幅が出るため、家庭ごとのシミュレーションが重要。
メンテナンス費用建物の定期的なメンテナンスや、設備の維持・交換のための費用。
突発的な出費に慌てないように、「メンテナンス費用」として積み立てておくと安心。
※金額は2025年6月現在の一例です。

もちろん、ライフスタイルや地域、家族構成などによって、これ以外にも出費が発生する場合があります
「自分のケースでは何が必要になりそうか?」をぜひ照らし合わせて考えてみてくださいね。

予算を立てる際のポイント

注文住宅を建てる人の多くが、資金計画の中心に「住宅ローン返済額」を据えて検討します。
しかし実際には上記でご紹介したように、住宅ローン以外にも毎月・毎年発生する出費が多数
無理のない暮らしを実現するために、予算を立てるときに注意したいポイントを整理しました。

①「引越し後の生活費」まで含めて
資金計画を

家が完成してからも、固定資産税・光熱費・通信費・町内会費など、毎月の支出は続きます。
住宅ローンの返済額だけで予算を立ててしまうと、住み始めてから「思ったよりお金がかかる…」と苦しくなることも。

ポイント
  • 現在の家計+新たにかかる費用の見積もりを作る
  • できれば1年分くらいのシミュレーションをしてみると◎

② 初期投資で抑える or 後でかかる費用を
見極める

例えば、太陽光発電や外構・収納などは、あとから追加・リフォームしようとすると余計にコストがかかることもあります。
一方で、室内の照明やカーテン、エアコンなどは、引越し後に必要最低限を揃えて、段階的に整えていくのもアリです。

ポイント
  • 「今しかできない工事」は後悔のないように
  • 無理してオプションを増やすのではなく、“本当に必要か”で判断する

③ 固定費の見直しや、複数パターンの
シミュレーションを

契約する火災保険やインターネット、住宅ローンの借入先によって、同じ家でも支出は変わります。
1社だけで決めず、相見積もりを取ったり、条件を変えたシミュレーションをいくつか試すことで、自分に合った予算感が見えてきます。

ポイント
  • 火災保険などは比較サイトを活用
  • ローンシミュレーションは「返済額だけでなく生活費込み」で考える

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まとめ|家を建てて終わりじゃない。
「建てたあと」が本番!

注文住宅に住み始めてからかかるお金は、住宅ローンだけではありません。
この記事では、見落とされがちな生活費や維持費、メンテナンス費用などをご紹介してきました。

せっかく満足のいくマイホームを建てても、その後の生活が苦しくなってしまっては本末転倒
だからこそ、「建てたら終わり」ではなく、「建てたあとが本番」という意識がとても大切です

大きな買い物である住宅だからこそ、建てた後の支出まで見越した資金計画を立て、無理のないローン返済と安心できる暮らしを両立させていきましょう。

この記事が、皆さんの家づくりや暮らしの安心につながれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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