注文住宅の費用を知ろう!

注文住宅の費用を知ろう!
この記事でわかること
  • 注文住宅の相場
  • 注文住宅にかかる費用
  • 注文住宅の費用を調べる方法

こんにちは!あいすです。
今回の記事では、『注文住宅はどれくらいの費用がかかるのか?』について解説していきます。

下記の記事で、予算を把握しておくことの大切さを説明しました。

予算は把握できたよ。
自分予算だと、どんな注文住宅が建てられるんだろう?

注文住宅では、建物や土地・諸費用など様々な費用がかかります。
また、各ハウスメーカーや工務店によって1,000万円以上の価格差があります。

自分の予算を踏まえて、どんな注文住宅が建てられるのか。
相場観を知って、注文住宅を建てるイメージを具体的にしていきましょう。  

それでは、いきましょう!

目次

注文住宅の全国平均価格

国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査報告書」に基づくデータ紹介していきます。

住宅建築の費用

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全国三大都市圏
平均3,935万円4,504万円
出典:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省)

これは、土地の購入を除いた費用です。

三大都市圏とは

首都圏・・・埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
中京圏・・・岐阜県、愛知県、三重県
近畿圏・・・京都府、大阪府、兵庫県

三大都市圏とは

首都圏
 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
♦中京圏

 岐阜県、愛知県、三重県
♦近畿圏

 京都府、大阪府、兵庫県

土地購入の費用

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全国三大都市圏
平均1,819万円2,626万円
出典:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省)

【まとめ】住宅建築と土地購入の費用

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全国三大都市圏
平均5,436万円6,787万円
出典:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省)
※平均値のため「住宅建築の費用+土地購入の費用」の合計と誤差があります。

全国と三大都市圏で1,000万円以上も差があるんだ(‘◇’)ゞ

「どこに注文住宅を建てるのか」もポイントになりそうだね。

坪単価(全国平均)

ハウスメーカーや工務店の価格を調べるとき、『坪単価』で比較することが多くあります。

坪単価とは

1坪当たりの建築費のこと。1坪は約3.3㎡
面積は延べ床面積のことを指すので、2階も含まれる。

令和4年度住宅市場動向調査報告書のデータをもとに、『坪単価』を割り出したので紹介します。 

住宅建築の坪単価

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全国三大都市圏
住宅建築費用3,935万円4,504万円
延べ床面積125.9㎡(約38坪)134.2㎡(約40坪)
坪単価約103万円約111万円
参考:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省)

ハウスメーカーや工務店の坪単価を比較するときは、『住宅建築の坪単価』で計算するよ。土地は含めないので要注意。

土地購入の坪単価

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全国三大都市圏
土地購入費用1,819万円2,626万円
敷地面積248.1㎡(約75坪)200.7㎡(約61坪)
坪単価約24万円約43万円
参考:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省)

坪単価を調べるときには、こちらのサイトがわかりやすくておすすめ。
オウチーノ(不動産一括査定):坪単価・平米単価・坪数(計算ツール)

全国平均をみる注意点

・平均価格のマジック

「平均=信頼性が高い」とは必ずしも言えません。
例えば、大金持ちが10億円の家を購入すると平均価格が大幅に上がってしまうからです。

・ハウスメーカーや工務店による価格差

契約する住宅会社や住宅会社が出している商品によって、価格に差が生じます。
2,000万円代もしくはそれ以下で建てられることもあります。

全国の平均価格は、参考程度にしておこう!

注文住宅にかかる費用の内訳

注文住宅を建てる費用は、「①建築費用」「②土地購入費用」「③その他諸費用」3つに分けられます。
各ハウスメーカーによって、費用の名称や内訳の内容が若干異なりますが、大きく分けると3つです。

そこで今回は、実際に注文住宅を契約した筆者のケースをもとに、費用の内訳を紹介していきます。

① 建築費用

注文住宅にかかる費用のうち、最も大きな割合を占める部分です。
下表のように、様々な費用が含まれます。

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項目詳細





本体工事建物の屋根や基礎などの構造に関わるもの
環境設備機器工事太陽光発電設備
提案工事オプションと言われる





屋外給排水工事生活に使う給排水の配管工事
屋内外ガス工事オール電化は不要
冷暖房工事エアコン機器類
仮設工事工事中の足場や仮設トイレ・電気・水道
水道関係費用水道管の配線・配管
外構工事庭や駐車場などの外回り
インテリア工事照明やカーテン(ホームセキュリティが含まれることもある)
地盤改良工事液状化リスクの高い地域では高額








設計料専門的な知識や技術が必要な設計書作成に係る報酬
工事管理費安全基準に基づいた、自治体や民間検査機関への申請費用
ハウスメーカーや工務店が代理申請する場合、その手間賃も含まれる
確認申請
建設住宅性能評価申請
長期優良・技術的審査実施
地区計画申請

② 土地購入費用

所有している土地がない場合は、土地を購入する費用が発生します。
また、土地購入費用を住宅ローンに含めると「つなぎ融資」が必要です。
「つなぎ融資」の手数料や利息が頭から抜けやすいので、忘れないようにしましょう。

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項目詳細
土地取得費全国平均は1,819万円
仲介手数料売買価格(税抜)×3%+6万円+消費税
土地登記費用司法書士の報酬や所有権移転の手数料
固定資産税土地を所有すると発生する税金
つなぎ融資土地を先行して融資を受けるための手数料や利息
印紙代土地の売買契約書に貼付するもの

③ その他諸費用

家の購入と直接関係するものだけではありませんが、無視できない費用です。
予算オーバーになってしまわないよう、事前に把握しておきましょう。

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項目詳細
建物登記費用司法書士の報酬や税金
住宅ローン費用100万円以上かかることもあるので要注意
火災保険料1年以上をまとめて支払う
引越し費用3~4月などの繁忙期は高額
家具・家電新居に浮かれて新調しすぎると危険
家賃・退去費用あえてすぐに退去せず、ゆっくり新居の準備をするのもアリ

【まとめ】費用の内訳

こんなにたくさんあるんだね・・・
さっき説明してもらった「全国平均」には全て含まれているの?

それが、どこまで含まれているかわからないんだ。

先ほど紹介した「全国平均」の中身は、明確な定義づけが公表されていません。
そのため、仲介手数料や登記費用などの諸費用を含めるかどうかは回答者の判断になっています。

『予算ギリギリ』で購入しないことが、特に大切です。

注文住宅は、様々な費用がかかります。
専門家でもない限り、全ての費用を事前に把握することは不可能です。
ハウスメーカーや工務店から説明を受けていない。
もしくは、説明を受けたけども忘れてしまった費用が必ず発生します。
想定以上の支払いに対応するためにも、余裕を持った予算を組むようにしましょう。

注文住宅の費用を調べる方法

「土地」の価格を調べる

注文住宅は、一般的に土地も購入しなければなりません。
土地を購入することで、建物の打ち合わせに進むことができます

  • どの地域に住むか
  • どのくらいの広さが良いか

家づくりの前に100%決めておく必要はありません。
どの地域に住みたいのか」だけでも漠然と決まったら、土地の価格を調べてみましょう。

不動産情報ライブラリ(国土交通省)の取引価格などを参考にして、価格を把握するのがおすすめです。

他にも、不動産主要三大サイトで調べることができます。

遊び感覚で、土地の価格を調べてみよう!
実家の周辺や高級住宅街を調べてみるのも、おもしろいよ!

「建物」の価格を調べる

ハウスメーカーや工務店によって1,000万円以上の価格差があるので、予算に合ったハウスメーカーや工務店を探してみましょう。
[ ハウスメーカー 坪単価 ] で検索してみてください。
様々なサイトで、ハウスメーカーや工務店の「坪単価」が紹介されてます。 
この「坪単価」で、各ハウスメーカーや工務店の価格を比較するのがおすすめです。

坪単価とは

1坪当たりの建築費のこと。1坪は約3.3㎡。
面積は延べ床面積のことを指すので、2階も含まれる。

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A工務店Bハウス
延べ床面積30坪 (1階17坪+2階13坪)
坪単価70万円120万円
価格2,100万円3,600万円

各サイトが紹介している「坪単価」を完全に信用してはいけません。

注文住宅には、手数料や諸費用など建物工事以外にも様々な費用がかかります。
「坪単価」にどこまでの費用が含まれているのか、各サイトによって異なるので慎重に判断しましょう。

注文住宅の価格は年々上昇していますが、低価格の商品を取り扱うハウスメーカーや工務店もあります。

  • 低価格帯(ローコスト)
  • 中価格帯(ミドルコスト)
  • 高価格帯(大手・ハイコスト)

これらの価格帯に属するハウスメーカーや工務店はどこなのか。
また、自分の予算はどの価格帯なのか。
まずは気軽に調べることから始めてみましょう。

最後に

注文住宅は、マイホームの中で特に高額です。
土地を含めた全国平均の価格は、5,436万円にもなります。

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全国三大都市圏
平均5,436万円6,787万円
出典:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省)

注文住宅はオーダーメイドなので、高額になりがちです。
しかし、オーダーメイドだからできることもあります。

デザインに凝った家性能が良い家注文住宅であれば叶えることができます。

予算が許すのであれば、注文住宅がおすすめです。
また、高価格帯のハウスメーカーや工務店になるほど、こだわった家を建てることができます。

注文住宅ってこんなに高いんだ。
予算オーバーだよ・・・

こんな考えが頭によぎった人は、無理をして資金を捻出するのではなく一度立ち止まってください
全国平均よりも安い価格で建てられるハウスメーカーや工務店もあるので、調べてみましょう。
また、大手ハウスメーカーや工務店が「規格住宅」「セミオーダー」という新商品を続々出しています。
注文住宅でありながらも価格を抑えることができるので、選択肢の1つに入れてみてください。

予算オーバーの末路は悲惨です。
仕事・健康・景気など、将来どのような状況になるかわかりません。
無理をして高額な注文住宅を購入するのは、リスクが高過ぎます。

余裕をもった予算の範囲内で、住み心地のいい家をつくる

このことを心掛けて、後悔のない楽しい家づくりをしていきましょう。

以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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