【徹底解説】平屋のメリット・デメリット|注文住宅の参考に

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この記事でわかること
  • 筆者が平屋を選んだ理由
  • 平屋のメリット・デメリット
  • 平屋に向いている人

こんにちは!住友林業で注文住宅を建てました、あいすです。

筆者は2024年に住友林業で平屋の注文住宅を建てました 。

平屋にしたんだね!
平屋って流行ってるし、なんとなく憧れるな~

平屋はいいところもたくさんあるけど、事前に知っておいたほうがいいデメリットもあるよ!

本記事では、筆者が平屋を選んだ理由と、平屋のメリット・デメリットをご紹介します。
なんとなく平屋に憧れている方や、平屋にするか悩んでいる方に、少しでも参考になればと思います。

それでは早速、いってみましょう!

目次

平屋を選んだ理由

平屋」とは、1階建ての住宅ですべての部屋がワンフロアにある家のことです。
筆者が平屋を建てることを決めた理由は、主に以下のとおりです。

老後のことも考え、生涯を過ごせる家にしたかった

多くの人にとって、家の購入は一生に一度きりです。
筆者も、メンテナンスをしながら家を長持ちさせ、老後までこの家で暮らすつもりで計画しました。
子どもが独り立ちしたあとの暮らしを考えたときに、ワンフロアしか使わなくなるな…と。
それであれば、最初からワンフロアの生活にしてしまおうと思い平屋にしました。

庭は狭めがよかった

「お庭を広くしてガーデニングやBBQを楽しみたい」という方もいると思いますが、筆者はそうではありませんでした。
外構の手入れをなるべくしたくないし、お庭は目隠し程度の植栽と趣味程度の家庭菜園スペース、そして最低限の駐車スペースが確保できれば、満足でした。

家事を楽にしたかった

ワンフロアで家事が完結するのって、とても楽です。
例えば、

  • 洗濯物を干すために2階へ行く
  • 掃除機を持って上り降りする
  • ご飯ができたら子どもを呼びに2階へ行く

こんな感じで、1階と2階の行き来は結構大変です。
また筆者は、メゾネットタイプの賃貸で2階に住んでいたときに、階段の掃除が意外と面倒なことに気づきました。
「面倒な家事を少しでも楽にしたい」という思いで、平屋にしました。

平屋のメリット・デメリット【早見表】

まずは、平屋のメリットとデメリットを早見表で確認して、全体像を掴んでみましょう。

メリット
デメリット
  • バリアフリーで暮らしやすい
  • 生活動線がスムーズ
  • メンテナンス費用を抑えやすい
  • 居住スペースを広くとれる
  • 耐震性に優れている
  • 広い土地が必要
  • 価格が割高になりやすい
  • 日当たりや風通しに工夫が必要
  • プライバシー・防犯対策が必要
  • 水害リスクへの備えが必要

平屋は「年齢を重ねても安心して暮らせる家」として人気が高まっている一方で、土地や費用の面で工夫が必要な選択肢でもあります。

これらの平屋のメリット・デメリットについて、次の項目から順番に詳しく解説していきます。

平屋のメリット

上記の「平屋を選んだ理由」は、「筆者がなぜ平屋を選んだのか」という筆者の主観に過ぎません。
ここからは、客観的に見た平屋のメリットをご紹介します。

1.バリアフリーで暮らしやすい

平屋には階段がありません。
室内に段差がなく、介護や子育てをしやすい空間を作ることができます。
30代前後の子育ての時期、50代前後の親の介護の時期、70代前後の老後の生活など、様々な世代の生活に幅広く対応できます

2.生活動線がスムーズ

朝起きてから寝るまでの1日を、すべてワンフロアで完結させることができます
1階と2階を行ったり来たりすることがなく、効率よく家事などをすることができます。

3.メンテナンス費用を抑えやすい

通常、数十年に1回程度は屋根や外壁のメンテナンスをする必要があります。
その際に平屋であれば、大掛かりな足場を組む必要がなくなります
そのため、2階建て以上の建物よりもメンテナンス費用を安く抑えることができます。

4.居住スペースを広くとれる

例えば延床面積30坪の家を考えてみます。
2階建ての場合、階段や階段を上った先のホールなどの部分も含めて30坪という認識になります。
一方で、平屋の場合は30坪を目一杯生活するスペースとして利用できます
間取りの作り方によるところもありますが、多くの場合、同じ広さの延床面積では、2階建てより平屋のほうが居住スペースを広く確保できるでしょう。

5.耐震性に優れている

これはわかりやすいかもしれませんが、縦に長い建物より、横にずっしり構えた平屋のほうが地震に強いと言われています。
ただ、具体的な耐震性能に関しては、建物1棟ごとに異なるので注意しましょう。

日本は地震大国です。
耐震性は生活の安心感に直結するので、ハウスメーカーに気になることを質問して事前にしっかり確認しておきましょうね。

筆者も耐震性に関しては、最後までしつこいくらいに構造などを確認し、十分に納得した上で契約しました!

平屋のデメリット

平屋にはメリットだけではなく、デメリットもあります。

1.広い土地が必要

同じ延床面積の家を建てる場合、2階建てよりも平屋のほうが広い土地が必要です

ちなみに、土地には「建ぺい率」「容積率」といった建物を建てるための条件があります。
例えば、

延床面積30坪/建ぺい率50%/容積率100%

という条件の場合、必要な土地の広さは、おおよそ以下の通りです。

平屋 ・・・ 60坪以上
2階建て ・・・ 30坪以上

少し難しい計算になっちゃうけど、平屋のほうが広い土地が必要だということだけ、頭に入れておいてね!

2.価格が割高になりやすい

同じ延床面積の家を建てる場合、2階建てと平屋を比較すると、平屋のほうが価格が割高になる傾向にあります。
これは、平屋のほうがコストが大きい基礎や屋根の面積が増えるためです。

3.日当たりや風通しに工夫が必要

建築予定地が住宅街の中にある場合は、特に注意する必要があります。
隣家によって陽の光や風が遮断されてしまい、住み心地の悪い家になってしまう可能性があるからです。

もし「陽当りなどが不安」という場合は、担当の設計士さんに相談してみましょう。

住友林業の場合は陽当りのシミュレーションをしてくれたよ!

4.プライバシーの確保や防犯対策が必要

2階以上の部屋であれば、室内を覗かれてしまったり不審者が窓から侵入するリスクが少ないです。
1階は、道路から室内が丸見えになってしまう可能性が高いです
平屋を検討する場合は、窓のサイズや場所に配慮して間取りを検討しましょう。

ちなみに我が家は安心材料としてホームセキュリティを導入しました。

また、家の中でのプライバシー空間を確保しにくいというデメリットもあります。
ワンフロアであるため、平屋は常に家族の気配をどこかに感じながらの生活になります。
「家の中であっても一人の空間がほしい」という場合は、2階建て以上を検討するといいかもしれませんね。

5.水害リスクへの備えが必要

洪水などの水災があった場合、2階建て以上であれば垂直避難ができますが、平屋はそれができません

土地を選ぶ際にはハザードマップを必ず確認し、対策を考えておきましょう。

平屋が向いている人・向いていない人

平屋は、ライフスタイルや家族構成によって相性が大きく分かれる住宅形式です。「向いている人」と「向いていない人」の特徴を整理したので、あなたやご家族にとって平屋が合うかどうかを判断する際の、参考にしてくださいね。

こんな人には平屋が向いている

老後も同じ家で長く暮らしたい人

階段の上り下りがないので、足腰が弱くなっても安心して暮らせます。バリアフリー対応もしやすく、将来的なリフォーム費用も抑えられます。

家族とのコミュニケーションを大切にしたい人

ワンフロアなので、家族の気配を感じながら暮らせます。子どもや高齢の親と一緒に過ごす時間を増やしたい方に向いています。

家事や生活動線を効率化したい人

洗濯・収納・調理などの家事動線を1フロアで完結できるため、共働き世帯や子育て世帯にもぴったり。「2階に洗濯物を運ぶのが大変」といった日々の負担が減ります。

ある程度広い土地を確保できる人

平屋は同じ延床面積を確保するために、2階建てより広い敷地が必要です。すでに広めの土地をお持ちの方や、これから広い土地を確保できる方なら、平屋のメリットを最大限に活かせます。

水害の可能性が低い環境に建てられる人

平屋は2階に避難する選択肢がとれないため、水害リスクの低い土地を確保できる方なら安心して建てられます。ハザードマップを事前に確認するのがおすすめです。

こんな人に平屋は向いていないかも

土地に余裕がない地域に住みたい人

平屋は同じ延床面積を確保するために、2階建てより広い敷地が必要です。都市部や駅近の狭小地では実現が難しいケースもあります。

予算をできるだけ抑えたい人

坪単価が2階建てより高くなる傾向があるため、同じ延床面積で比べると総額が割高になりがちです。

部屋同士のプライバシーを重視したい人

ワンフロアの構造上、家族間の距離感が近くなります。そのため、「個室にこもりたい」「生活音を分けたい」という希望が強い方には不向きな場合があります。

採光・通風にこだわりたい人(特に大きな家の場合)

平屋では、延床面積が広くなるほど、家の中央部に光や風が届きにくくなります。そのため、中庭や天窓などの工夫が必要です。

水害リスクが高い地域に住む人

2階に避難できない構造のため、ハザードマップで水害リスクが高い地域では、2階建てや盛り土の検討が必要になります。

平屋への憧れだけで決めるのではなく、客観的にデメリットを理解し、それに納得して決めることが大切です。
許容の範囲を超えたデメリットがある場合、例えばロフトやスキップフロアを設けたり、お庭を狭くするなど他の条件を見直すことで、デメリットが解消される場合もあります。

平屋を建てる上で一つでも不安要素がある人は、担当の設計士さんに相談してみてくださいね。

平屋を建てるなら何坪?広さの目安と費用感

「平屋を建てたいけど、何坪あればいいの?」「予算はどれくらい必要?」という疑問はよくあります。ご家族の人数や暮らし方によって、必要な広さや費用は大きく変わります。それぞれの目安を整理してみましょう。

家族人数別 平屋の広さの目安:4人家族なら30坪前後

国土交通省の「住生活基本計画」では、家族人数別に快適に暮らせる広さの目安(誘導居住面積水準)が示されています。これをもとに、平屋に必要な広さの目安をまとめました。

家族人数平屋の広さの目安
1〜2人約20坪前後
3〜4人約25〜35坪
5人以上約35坪以上

ただし、これはあくまで一般的な目安。「お風呂とトイレを分けたい」「ウォークインクローゼットが欲しい」など、希望する設備や収納によって必要な広さは変わります。家族のライフスタイルに合わせて検討してみてくださいね。

費用は2階建てよりも高い傾向がある

平屋の建築費用は、坪単価とハウスメーカーによって大きく異なります

一般的には、平屋は2階建てよりも坪単価がやや高くなる傾向があります。理由は次の2点。

  • 同じ延床面積でも、基礎面積・屋根面積が2階建てより広くなる
  • 同じ部屋数を確保するために、より広い土地が必要になる

具体的な金額は、住宅会社・地域・仕様などによって大きく幅があります。リアルな費用感を知るには、複数社で見積もりを取って比較するのが確実です。

我が家は住友林業の平屋を建てましたが、住宅会社や仕様によって坪単価は大きく変わります。住友林業の坪単価のリアルな数字や、他社との比較はこちらの記事で詳しく解説しています。【2026年版】住友林業の坪単価と総額|27坪平屋オーナーが実例を公開

我が家は27坪のコンパクトな平屋

我が家は住友林業で、27坪の平屋を建てました。現在夫婦2人暮らしですが、目安として大人2人+子供2人の4人家族なら、コンパクトながらも工夫次第で十分快適に暮らせる広さです。

実際に住んでわかった広さの感覚や、コンパクトな平屋を快適にする工夫は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。 【住友林業】27坪の平屋は狭い?実際に住んでわかった広さと快適に暮らす工夫

平屋で後悔しないために|検討時に確認すべきポイント

平屋は一度建てると、後から増築や2階追加が難しい住宅形式です。「建ててみて後悔した…」とならないために、検討段階で確認しておきたいポイントを4つに絞ってお伝えします。

土地のハザードマップを必ず確認する

平屋は2階に避難する選択肢がとれないため、水害リスクが最大の弱点です。土地探しの段階で、自治体が公開しているハザードマップを必ず確認しましょう。

  • 浸水想定区域に入っていないか
  • 土砂災害警戒区域に該当しないか
  • 過去の水害履歴はないか

ハザードマップで気になる結果が出た土地は、盛り土や基礎の高さ設計、もしくは別の土地を検討するのも視野に入れましょう。

採光・通風の設計を早めに相談する

平屋は延床面積が広くなるほど、家の中心部に光や風が届きにくくなります。気になる場合は、設計段階で次のような工夫ができないか相談しておきましょう。

  • 中庭(コの字型・ロの字型の間取り)
  • 天窓・ハイサイドライト
  • 勾配天井で開放感と採光UP
  • 風が抜ける窓の配置

我が家でも、住友林業の設計担当さんと打ち合わせを重ねて、自然光と風通しを意識した間取りに仕上げました。

将来のライフプランも見据えて広さを決める

平屋は後から増築することが難しいため、将来の家族構成や暮らし方を見越して広さを決めることが大切です。

  • 子どもが増える予定はあるか
  • 親との同居の可能性はあるか
  • 老後の暮らし方(バリアフリー・介護スペースなど)

我が家の場合は現在夫婦2人暮らしですが、将来的に4人で住めるように間取りを考えました。「今の家族構成だけで決める」と、後悔につながりやすいので注意してくださいね。

複数のハウスメーカーで見積もりを取って比較する

平屋の坪単価や得意分野は、ハウスメーカーや工務店によって大きく異なります。1社だけで判断せず、必ず複数社の見積もりや間取り提案を比較しましょう。

特に注目すべきポイント
  • 平屋を得意とするメーカーか
  • 坪単価と総額の透明性
  • アフターサービスや保証内容

効率よく複数社の資料や見積もりを取り寄せる方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。【2026年版】注文住宅の一括資料請求サイトおすすめ5選|目的別の選び方を解説

よくある質問(FAQ)

よくある質問

平屋と2階建て、どっちがいいですか?

どちらが優れているかは、ライフスタイルや家族構成によって変わります。

バリアフリー効率的な家事動線メンテナンス費用の抑制を重視するなら平屋が向いています。一方、限られた土地で多くの部屋を確保したい・建築費用を抑えたいなら2階建てが向いています。
本記事のメリット・デメリット早見表や「こんな人に向いている」を参考に、あなたに合う方を選んでみてくださいね。

平屋を建てるなら土地は何坪必要ですか?

平屋の土地の広さは、延床面積に加えて庭・駐車場・隣家との距離などを考慮する必要があります。
一般的には、延床面積の約2倍以上の土地があると、無理なく平屋を計画できます。

たとえば30坪の平屋なら、60坪以上の土地が目安です。ただし、建ぺい率や容積率の制限もあるため、土地探しの段階でハウスメーカーや工務店に相談するのが確実です。

平屋の建築費用は2階建てより高いですか?

同じ延床面積で比べると、平屋は2階建てより坪単価がやや高くなる傾向があります。

理由は、基礎や屋根の面積が広くなるためです。
一方で、階段や2階の水回りが不要な分、設備費用は抑えられるケースもあります。
トータルでどちらが高くなるかはハウスメーカーや仕様によって変わるので、複数社で見積もりを取って比較するのがおすすめです。

平屋は防犯面でリスクがありますか?

平屋はすべての部屋が1階にあるため、2階建てに比べて窓やドアからの侵入経路が多くなる傾向があります。

ただし、防犯対策をしっかり計画すれば心配は軽減できます。
具体的には、防犯ガラスや人感センサーライトの導入・ホームセキュリティの契約・玄関や窓周りの植栽計画などが効果的です。
我が家でもセコムを導入していて、不在時の安心感が大きく違います。

まとめ:平屋のメリット・デメリットを理解して納得の家づくりを

平屋は、バリアフリーで暮らしやすい・家事動線が効率的・耐震性に優れているなど、多くの魅力がある住宅形式です。一方で、広い土地が必要・坪単価が割高になりがち・防犯面の工夫が必要など、デメリットもしっかり理解しておく必要があります

平屋のメリットとデメリットを振り返っておきましょう。

メリット
デメリット
  • バリアフリーで暮らしやすい
  • 生活動線がスムーズ
  • メンテナンス費用を抑えやすい
  • 居住スペースを広くとれる
  • 耐震性に優れている
  • 広い土地が必要
  • 価格が割高になりやすい
  • 日当たりや風通しに工夫が必要
  • プライバシー・防犯対策が必要
  • 水害リスクへの備えが必要

我が家は27坪の平屋を建てて、家族との距離感や暮らしやすさに大満足しています。とはいえ、平屋がすべての家族にとってベストとは限りません。本記事を参考に、ご家族にとって納得できる家づくりにつながれば嬉しいです。

あなたの家づくりを応援しています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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