【比較】ハウスメーカー5社を徹底検討!それぞれの特徴と向いている人とは?

ハウスメーカー5社について、特徴やどんな人に向いているかを説明した記事のアイキャッチ画像
この記事でわかること
  • 筆者が比較検討したハウスメーカー5社の特徴
  • それぞれのハウスメーカーに向いている人
  • ハウスメーカー選びのポイント

注文住宅の購入を決めた皆さん、どのハウスメーカーにするか、もうお決まりですか?

知り合いの工務店があるからそこにお願いする!

家族が建てたハウスメーカーに決めた!

そんなふうに、比較的スムーズに選べる方も中にはいるかもしれません。
でも、多くの方はきっと「どこがいいのか分からない…」と悩んでいるのではないでしょうか

ハウスメーカー選びは、後悔のない家づくりをする上でとても大切なポイントです。
各社にそれぞれの強みや特徴があり、「どれが合うか」は人によって本当に違うからです。

とはいえ、星の数ほどある会社の中から、自分にぴったりの1社を選び抜くのは本当に大変。
「もう疲れたから、なんとなくで決めちゃおうかな…」なんて思ってしまう気持ち、すごくよく分かります。

でも、やっぱりハウスメーカーは『しっかり検討してから選んでほしい』というのが、実際に建てた筆者の本音です。

そこで今回は、

難しい話はちょっと無理!でも、各社の特徴をざっくり知っておきたい!

そんな方に向けて、筆者が実際に比較・検討した5社のハウスメーカーについて、それぞれの特徴や向いている人を分かりやすくご紹介します
ぜひ最後までご覧ください!

それではいきましょう!

目次

はじめに

筆者は、「後悔のない家づくりがしたい!」という思いから、とにかく情報収集を徹底してハウスメーカー選びに取りかかりました

まずは11社にカタログ請求。
その中から7社のモデルハウスを見学し、最終的に5社を比較検討しました。

比較したのはこちらの5社です。
  • 住友林業
  • 積水ハウス
  • ヘーベルハウス
  • ウェルネストホーム
  • アキュラホーム

毎週のように、どこかしらのハウスメーカーの営業さんとお話しする日々。
打ち合わせ・見積もり・検討を繰り返しながら、約3~4ヶ月かけてじっくり比較しました

その結果、最終的に選んだのは「住友林業」でした。

でも、正直言って——
どのハウスメーカーにもそれぞれに魅力があり、本当に悩みました。

たとえば、
「都心に建てるなら、この会社を選んでいたかも」
「もう少し価格が抑えられたら、こっちにしていたかも」
……こんな風に、条件が違っていれば別の選択をしていた可能性も十分あったと感じています。

だからこそ今回は、実際に比較して感じたこんな人にはこの会社が合いそう!という視点も交えながら、5社それぞれの特徴をご紹介していきます。

ハウスメーカー5社の特徴と「向いている人」

住友林業

特徴

木質感溢れるデザイン

住友林業は自社で森林を保有しており、木材資源の活用に強みを持っています。
そのため、無垢材などの自然素材をふんだんに使った、“木の温もり”を感じられる家づくりが大きな魅力です。

大空間を実現できる構造

木造住宅は一般的に鉄骨に比べて構造の自由度が低いとされていますが、住友林業では独自の「ビッグフレーム構法(BF構法)」を採用。
これにより、高い耐震性を保ちつつ、柱や壁を減らした広々とした空間設計が可能になります。

平屋が得意

特に自然と調和した平屋住宅」の提案力はハウスメーカーの中でもトップクラス。
グループ会社「住友林業緑化」と連携した外構デザインや植栽の提案力も魅力のひとつです。

向いている人

  • 木の風合いを感じられる家に憧れている人
  • 開放感のある、落ち着いた空間で暮らしたい人
  • 木造の平屋住宅を検討している人

詳しくはこちら

積水ハウス

特徴

圧倒的なブランド力

住宅メーカーの中でもトップクラスの知名度を誇る積水ハウス
賃貸住宅でも人気があり、「積水ハウスの家に住んでいる」と言えること自体がちょっとしたステータスになることも。
ブランド力があるからこそ、建てた後のサポート体制もしっかりしており、「すべて任せられる」という安心感があります。

提案力の高さ

設計士の提案力に定評があり、間取りやデザイン、パースの完成度が非常に高いのが特徴。
着工前の提案段階で「この家に住みたい!」と思わせてくれるほど、洗練されたデザインを提示してくれます。
積水ハウスの家は、外観・内装ともにまさに“邸宅”と呼べるような重厚感と高級感があります。

鉄骨と木造の両方を展開

積水ハウスは、鉄骨造と木造の両方を扱っている珍しいハウスメーカーです。
都市部での3階建て住宅や、防火エリアに強い鉄骨、自然素材を活かした木造など、建てたい家に合わせた柔軟な選択肢があります。

向いている人

  • ブランドや知名度を重視したい人
  • 豪華で邸宅感のあるデザインに憧れている人
  • 提案力の高いプロに設計を任せたい人

ヘーベルハウス

特徴

災害に強い構造

ヘーベルハウス最大の魅力は、災害への圧倒的な強さ
鉄骨造であることに加え、揺れのたびに変形して衝撃を吸収する“極低降伏点鋼”という構造材を使った筋交いで、繰り返しの地震に強い構造になっています。

さらに、外壁には独自素材であるALCコンクリート「ヘーベル版」を使用。
これにより、耐火性が非常に高く、近隣火災による延焼リスクも軽減されます。

ホテルライクな空間デザイン

ヘーベルハウスの内装は、白・黒・グレーなどを基調にした洗練された雰囲気が特徴。
無駄のないすっきりとした空間設計で、まるでホテルのようなスタイリッシュな暮らしが叶います。

アウトドアリビングに強い

2階や3階にリビングを設け、テラスと一体化した「そらのま」「そとのま」と呼ばれる空間が人気。
限られた敷地でも、開放感と自然とのつながりを感じられる設計力が魅力です。

向いている人

  • 狭小地や住宅密集地でも、安心して家を建てたい人
  • 地震や火災に強い鉄骨住宅を希望している人
  • 2階リビング・3階リビングのある家に憧れている人

ウェルネストホーム(えがく家)

特徴

とにかく性能重視。高気密・高断熱住宅

ウェルネストホームの最大の特徴は、住宅性能の高さへの徹底したこだわりです。
筆者が検討した「えがく家」シリーズでは、内外ダブル断熱を採用し、セルロースファイバー+ロックウールという2種類の断熱材を組み合わせています。

さらに、トリプルガラス樹脂サッシの窓同時給排気型のレンジフードも採用。
冷暖房効率が非常に高く、外気温に左右されにくい快適な室内環境を実現しています。

健康に配慮した自然素材の住まい

「えがく家」の標準仕様では、無垢床漆喰の塗り壁を使用。
化学物質の放出が少なく、湿度を自動で調整してくれる調湿性の高さも魅力です。
実際、エアコン1〜2台で家中が快適な温度に保たれ、夏は涼しく冬は暖かいという住環境が整っています。

北欧テイストのナチュラルなデザイン

白い塗り壁と無垢の木を組み合わせた、シンプルでやさしい北欧風のデザインも特徴の一つです。
外観も、邸宅感やモダンスタイルではなく、可愛らしさや清潔感のある佇まいが特徴的。
暮らしに自然となじむような、ナチュラルな空気感があります。

向いている人

  • 高気密・高断熱住宅にこだわりたい人
  • 自然素材や空気環境にこだわりたい人
  • ナチュラルテイスト・北欧風の家に憧れている人

アキュラホーム

特徴

木造住宅でも実現できる高天井

アキュラホームでは、木造住宅でありながら天井の高さにこだわった開放的な空間設計が可能です。
「キリンが住める家」というCMが話題になったように、圧迫感のない伸びやかな空間が実現できます。
これは、高い強度を持つ耐力壁を採用しているため。
「8トン壁」という独自の耐力壁を採用した構造により、広々としたリビングや吹き抜け空間も安心して作ることができます。

コストパフォーマンスの良さ

アキュラホームは、ミドルコスト帯のハウスメーカーに分類されます。
「釘1本まで見積もる」といわれるほど、無駄なコストを省く独自のコスト管理を徹底しており、予算にメリハリを持たせた家づくりが可能です。

デザイン・間取りの自由度が高い

アキュラホームの実例を見ていると、「和風」「カントリー風」「モダン」「西海岸風」など外観デザインの幅が非常に広いのが特徴です。
“これぞアキュラホーム”という見た目ではない反面、施主の好みに合わせた柔軟な設計ができるともいえます。
また、吹き抜け・スキップフロア・蔵収納など、間取りの自由度も非常に高いため、理想の暮らしをかたちにしやすい点も魅力です。

向いている人

  • コストと自由度のバランスを重視したい人
  • 吹き抜けやスキップフロアに憧れている人
  • デザインにも間取りにもこだわりたい人

まとめ

今回は、筆者が実際に比較検討した5社のハウスメーカーについてご紹介しました。
まとめると、以下のとおりです。

スクロールできます
特徴向いている人
住友林業木質感溢れるデザイン
大空間を実現できる構造
平屋が得意
木の風合いを感じられる家に憧れている人
開放感のある、落ち着いた空間で暮らしたい人
木造の平屋住宅を検討している人
積水ハウス圧倒的なブランド力
提案力の高さ
鉄骨と木造の両方を展開
ブランドや知名度を重視したい人
豪華で邸宅感のあるデザインに憧れている人
提案力の高いプロに設計を任せたい人
ヘーベルハウス災害に強い構造
ホテルライクな空間デザイン
アウトドアリビングに強い
狭小地や住宅密集地でも、安心して家を建てたい人
地震や火災に強い鉄骨住宅を希望している人
2階リビング・3階リビングのある家に憧れている人
ウェルネスト
ホーム
とにかく性能重視。高気密・高断熱住宅
健康に配慮した自然素材の住まい
北欧テイストのナチュラルなデザイン
高気密・高断熱住宅にこだわりたい人
自然素材や空気環境にこだわりたい人
ナチュラルテイスト・北欧風の家に憧れている人
アキュラホーム木造住宅でも実現できる高天井
コストパフォーマンスの良さ
デザイン・間取りの自由度が高い
コストと自由度のバランスを重視したい人
吹き抜けやスキップフロアに憧れている人
デザインにも間取りにもこだわりたい人

それぞれに魅力や強みがあり、「なんとなく気になる会社」が見つかった方もいるのではないでしょうか?

結局のところ、ハウスメーカー選びは「自分に合うかどうか」がすべてだと思います。

  • どんな土地に建てるのか
  • 何を重視するのか(価格?性能?デザイン?)
  • どんな暮らしをしたいのか

このような条件によって、「最適なハウスメーカー」は人それぞれ異なります

筆者自身は、

  • 木質感のあるモダンなデザインが好き
  • 平屋を建てたい

という理由から、最終的に住友林業を選びました。
もちろん見積もりとのバランスも比較しながら、じっくり検討した結果です。

例えばもし「もっと価格を抑えた家づくり」を重視していたら、アキュラホームを。
「住宅密集地で防災性も考慮した3階建て」を想定していたら、ヘーベルハウスを選んでいたと思います。

どのハウスメーカーにも、それぞれの良さがあります。
だからこそ大切なのは、自分たちの家づくりの「優先順位」を明確にすること

  • 何のために家を建てるのか
  • 家族にとってどんな暮らしが理想か
  • その実現のために、どこにこだわり、何を妥協するのか

まずは家族でしっかり話し合い、そのうえで比較検討することが後悔しない家づくりへの第一歩です。

注文住宅づくりは、序盤のハウスメーカー選びが特に大きな悩みどころ。
大変な工程ですが、「なんとなく」で選んでしまうことは本当におすすめできません。

  • 予算オーバーでローン返済が苦しくなる
  • 理想の間取りやデザインが実現できない
  • 思っていたより快適じゃない

こういった後悔を避けるためにも、しっかり比較し、納得したうえで選んでいきましょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

あなたの家づくりが、楽しく納得のいくものになりますように

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