- 「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」の定義
- 「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」のメリット・デメリット
- 「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」が向いている人
こんにちは!あいすです。
今回は、以下の記事でも触れた「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」について、特徴をわかりやすくまとめました。



賃貸じゃなくて、持ち家が欲しいなー



持ち家かー。いいね
注文住宅、分譲住宅、中古住宅のどれにするの?



え・・わからない。チュウモン・・・?



家を購入するんだったら、必ず知っておいてほしいから説明するね!
皆さんの悩んでいることが、1つでも解決できると嬉しいです。
それでは、いきましょう!
「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」とは
「家を買おう!」と思って家づくりを始めると、これらの言葉を様々な場面で聞くことになります。



中古住宅はなんとなくイメージできるけど、その他はわからないな・・・
家を購入するときは「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」のどれかを選ぶので、それぞれの特徴を理解することは非常に大切です。
まずは、言葉の意味からみていきましょう。
- 注文住宅とは
-
「一戸建て」で使われる言葉です。
購入した土地もしくは所有している土地に、住む人の希望やニーズに合わせて一から設計・建築する住宅を指します。簡単に言うと、「オーダーメイド」の家が建てられるということです。 - 分譲住宅とは
-
「一戸建て」や「マンション」で使われる言葉です。
住宅会社が土地と建物をセットで販売する形の住宅のことを指しています。多くの分譲住宅は建物完成後に販売されますが、完成前に購入して内装などをカスタマイズできるケースもあります。 - 中古住宅とは
-
「一戸建て」や「マンション」で使われる言葉です。
名前のとおり、過去に誰かが住んでいた住宅を指しています。
日本住宅支援機構(フラット35)では、家が建ってから約2年を超えている場合も「中古住宅」としています。
「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」のメリット・デメリット
「注文住宅」のメリット・デメリット
注文住宅のメリット
- ①『唯一無二』『オーダーメイド』の家ができる
-
家の間取り・デザイン・設備・素材など、購入者の希望に合わせて全てカスタマイズできます。
自分のこだわりを詰め込んだ「世界に一つだけの家」が建てられます。 - ② 住宅の性能を高くできる
-
注文住宅では、「気密性」「断熱性」「耐震性」などの性能をコントロールできます。
高気密・高断熱の家は、生活の快適さに影響します。耐震性を高めることで、安心して生活できます。【用語の解説】
気密性
「家にどのくらい隙間があるか」を示す指標。
気密性が低いと隙間風で外気の影響を受ける。
気密性が高い=外気の影響を受けにくいので、快適・省エネな暮らしにつながる。断熱性
「熱の逃げやすさ・入りやすさ」を示す指標。
高断熱な家ほど熱の移動を遮断し、家の中の温度を保つことができる。
気密性と密接に関わっており、高気密・高断熱な家が1年中快適な家と言われている。耐震性
「地震にどれくらい強いか」を示す指標。
地震大国の日本においては、重要視されている。
耐震等級は等級1〜等級3まであり、数字が大きくなるほど地震に強いことを表す。
耐震等級3は、耐震等級1と比べ1.5倍ほど地震に強い。 - ③ 予算を調整できる
-
こだわりたい部分にはお金をかけて、それ以外の部分でコストを削減するといった調整が可能です。
こういったメリハリによって、価格を抑えつつも満足度の高い家につながります。 - ④ 家が建つまでの過程を楽しめる
-
注文住宅は、一般的に以下のとおり進めていきます。
STEP業者選定STEP契約STEP基本設計(間取りや外壁仕様などの構造に係るもの)STEP詳細仕様(設備、壁紙、インテリアなど)STEP着工(工事開始)STEP引き渡し※筆者のスケジュールの場合
家づくりを始めてから完成するまで、半年・1年以上かかるのが当たり前の世界です。
自分が好きな設備やデザインを選ぶ過程も楽しいですし、打ち合わせ自体も貴重な経験です。
注文住宅のデメリット
- ① 価格が高くなる傾向にある
-
分譲住宅や中古住宅に比べると、注文住宅は価格が高くなりやすいです。
注文住宅 分譲住宅 中古住宅 6,787万円 4,747万円 3,141万円 参考)令和4年度 住宅市場動向調査報告書(国土交通省) - ② 土地が見つかりにくい
-
分譲住宅や中古住宅は土地と建物をセットで購入しますが、注文住宅は家を建てる土地を探さなくてはなりません。
希望通りの土地が中々見つからず、「早く土地を購入したいけど土地が見つからない・決まらない」といった状況に陥ることが多々あります。 - ③ 入居まで時間がかかる
-
注文住宅は、事前の打ち合わせを経て着工・引き渡しとなります。そのため、家づくりを開始してから、実際に住むまでに半年〜1年、それ以上かかることも珍しくありません。
- ④ 購入前に実物を確認できない
-
注文住宅は、購入前にどんな家になるのか確認することができません。入居後に後悔しないよう設計士やインテリアコーディネーターと積極的にコミュニケーションを取りましょう。
参考:パース画像
「分譲住宅」のメリット・デメリット
分譲住宅のメリット
- ① 注文住宅と比べて安価なケースが多い
-
分譲住宅は、住宅の仕様や設備があらかじめ決まっています。
そのため、材料や設備を大量に発注できるので価格が抑えられます。分譲マンションの価格が高騰しています。
地域や物件によっては、注文住宅より高くなることもあります。 - ② 家が完成されている
-
分譲住宅は、完成した家が販売されていることが多いので、実際の様子を確認しながら検討することができます。
- ③ 環境が整備されている
-
分譲住宅は、外観が統一され街並みに溶け込むように建築されます。
土地の整備も行き届いており、綺麗かつおしゃれな環境で生活することができます。出典:分譲住宅 | 住友林業 出典:分譲住宅 | 住友林業 - ④ 土地と建物をセットで購入できる
-
注文住宅のように、土地と建物を別々で購入すると手間がかかります。
対する分譲住宅は、土地と建物をセットで購入できるので手間を減らせます。 - ⑤ 地域のつながりが築きやすい
-
分譲住宅は、統一感のある外観・入居時期が重なるといった点からコミュニティが形成されやすいです。
また、その地域・分譲地の特性を考慮して購入する人が同時に入居するので、同じような年齢層がご近所さんになることも多いでしょう。
分譲住宅のデメリット
- ① 自由度が低い
-
分譲住宅は、間取りや設備があらかじめ決まっています。 間取りや設備があらかじめ決まっていることは価格が抑えられるというメリットの反面、自由度が低くなるというデメリットにもなります。
- ② 建築中の様子が見られない
-
分譲住宅は、既に家が完成されていることが多いので、建築中の様子が見られません。
どんな人が・どんな環境で・どんな工事をしているのか、本来は確認しておきたいものです。 - ③ 個性が出せない
-
分譲住宅は、街並みに溶け込んだ統一された外観になることが一般的なので、『個性』のある家にすることが容易ではありません。統一感の観点から、大幅なリフォームに制限がある分譲住宅もあります。
「中古住宅」のメリット・デメリット
中古住宅のメリット
- ① 価格が安い
-
注文住宅・分譲住宅は『新築』です。そのため、中古住宅の方が価格が安くなります。
家を安く購入できるということは、趣味や子ども・老後・資産運用に充てられるお金が増えます。注文住宅 分譲住宅
(集合) 分譲住宅
(一戸建て) 中古住宅
(一戸建て) 分譲住宅
(一戸建て) 購入資金
(平均)5,436万円 5,276万円 4,215万円 3,340万円 2,941万円 参考:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省) 購入資金(平均) 注文住宅 5,436万円 分譲住宅
(集合)5,276万円 分譲住宅
(一戸建て)4,215万円 中古住宅
(一戸建て)3,340万円 分譲住宅
(一戸建て)2,941万円 参考:令和4年度住宅市場動向調査報告書(国土交通省) - ② 実物を確認できる
-
中古住宅は、購入前に実際の建物や周辺環境を直接確認できます。
これにより、図面やモデルルームだけでは分からない細かな部分までチェックすることができます。 - ③ 物件の選択肢が増える
-
人気のエリアに住みたい場合、新築物件が見つからないケースがあります。
中古住宅を選択肢に加えることで、住みたい場所の物件が見つかる可能性が高まります。 - ④ 資産価値が高い家に出会えることがある
-
中古住宅は安く購入できるので、都市圏マンションのように今後も価格が上昇すれば、購入額より高い金額で売れる可能性があります。
中古住宅のデメリット
- ① 修繕やリフォーム費用がかかる可能性がある
-
中古住宅は、建物の老朽化により修繕やリフォームが必要になることがあります。
想定外の出費にならないよう、将来のメンテナンス費用や期間なども確認しておきましょう。 - ② 家の性能が低い場合がある
-
気密性・断熱性・耐震性といった「家の性能」は、国が定めた法律などによって決められています。
この基準は定期的に改正されているので、築年数によっては低い基準で建てられた可能性があります。
中古住宅を選ぶ際には、性能にも目を向けて慎重に確認しましょう。気密性
「家にどのくらい隙間があるか」を示す指標。
気密性が低いと隙間風で外気の影響を受ける。
気密性が高い=外気の影響を受けにくいので、快適・省エネな暮らしにつながる。断熱性
「熱の逃げやすさ・入りやすさ」を示す指標。
高断熱な家ほど熱の移動を遮断し、家の中の温度を保つことができる。
気密性と密接に関わっており、高気密・高断熱な家が1年中快適な家と言われている。耐震性
「地震にどれくらい強いか」を示す指標。
地震大国の日本においては、重要視されている。
耐震等級は等級1〜等級3まであり、数字が大きくなるほど地震に強いことを表す。
耐震等級3は、耐震等級1と比べ1.5倍ほど地震に強い。 - ③ 住宅ローンの審査が厳しい
-
中古住宅は、築年数がある程度経過しているので建物の価値が低くなります。
そのため、金融機関が設定する担保価値も低く見積られ、必要な金額を借りられない場合があります。
【まとめ】メリット・デメリット
注文住宅 | 分譲住宅 | 中古住宅 | |
---|---|---|---|
メリット | 『唯一無二』『オーダーメイド』の家ができる 住宅の性能を高くできる 予算を調整できる 家が建つまでの過程を楽しめる | 注文住宅と比べて安価なケースが多い 家が完成されている 環境が整備されている 土地と建物をセットで購入できる 地域のつながりが築きやすい | 価格が安い 実物を確認できる 物件の選択肢が増える 資産価値が高い家に出会えることがある |
デメリット | 価格が高くなる傾向にある 土地が見つかりにくい 入居まで時間がかかる 購入前に実物を確認できない | 自由度が低い 建築中の様子が見られない 個性が出せない | 修繕やリフォーム費用がかかる可能性がある 家の性能が低い場合がある 住宅ローンの審査が厳しい |
注文住宅 | |
メリット | 『唯一無二』『オーダーメイド』の家ができる 住宅の性能を高くできる 予算を調整できる 家が建つまでの過程を楽しめる |
デメリット | 価格が高くなる傾向にある 土地が見つかりにくい 入居まで時間がかかる 購入前に実物を確認できない |
分譲住宅 | |
メリット | 注文住宅と比べて安価なケースが多い 家が完成されている 環境が整備されている 土地と建物をセットで購入できる 地域のつながりが築きやすい |
デメリット | 自由度が低い 建築中の様子が見られない 個性が出せない |
中古住宅 | |
メリット | 価格が安い 実物を確認できる 物件の選択肢が増える 資産価値が高い家に出会えることがある |
デメリット | 修繕やリフォーム費用がかかる可能性がある 家の性能が低い場合がある 住宅ローンの審査が厳しい |
「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」向いている人
「注文住宅」が向いている人
- ① 家への気持ちが強い人
-
注文住宅は「オーダーメイド」なので、自分の気持ちに合った理想の暮らしが実現できます。
「こんな家に住みたい」「あんな家に憧れがある」といった気持ちを叶えてくれるのが『注文住宅』です。 - ② 家にお金をかけられる人
-
注文住宅は、一戸建てのなかで最も高額です。そのため、収入によっては趣味やその他の生活費を抑える必要があります。
- ③ 家が建つまでの過程を楽しめる人
-
注文住宅は、家の引き渡しまで約1年かかります。
オーダーメイドは決めることが多いので、「休日を家づくりに捧げる」くらいの覚悟が必要です。
「分譲住宅」が向いている人
- ① 住宅購入をスムーズに進めたい人
-
分譲住宅は、次の点から購入までスムーズに進めることができます。
- 全体的な価格があらかじめ明示されている
- 建物が完成している
- 土地を新たに探す必要がない
- ② 住環境の整った場所に住みたい人
-
分譲住宅は、全体の統一感がある街並みや計画的な街づくりが特徴です。
整った環境・近隣の統一感のある景観を重視する人に向いています。 - ③ コミュニティを大切にする人
-
分譲住宅は、同時期に同年代の人が入居する可能性が高いので、新たなコミュニティに属することになります。近隣住民みんなで一から築いていくことの協力関係や仲間意識が芽生えます。
「中古住宅」が向いている人
- ① 予算を抑えたい人
-
注文住宅や分譲住宅と比べて、中古住宅が最も安く購入できます。
予算に限りがある・趣味など他にお金をかけたいことがある人には、向いているでしょう。 - ② 実物を見て決めたい人
-
中古住宅は、実際の物件や周辺環境を見て決めることができます。
生活のイメージがしやすく、入居前と後のギャップが生まれにくくなります。 - ③ 親族が所有している空き家がある人
-
どんな人が住んでいたのか・どんな構造なのかといった情報が親族の家だとわかりやすいです。
そのため、親族の空き家を譲り受けることができると中古住宅のデメリットを大幅に減らせます。
【まとめ】向いている人
注文住宅 | 分譲住宅 | 中古住宅 |
---|---|---|
家への気持ちが強い人 家にお金をかけられる人 家が建つまでの過程を楽しめる人 | 住宅購入をスムーズに進めたい人 住環境の整った場所に住みたい人 コミュニティを大切にする人 | 予算を抑えたい人 実物を見て決めたい人 親族が所有している空き家がある人 |
最後に
「注文住宅」「分譲住宅」「中古住宅」について、知識を深められたでしょうか。
それぞれのおすすめな人を一言で表すと、下記のようになります。
- 注文住宅・・・家づくりにとことんこだわりたい人!
- 分譲住宅・・・手間なく新築がほしい人!
- 中古住宅・・・価格を抑えたい人!
持ち家には、様々な種類があります。
今回紹介した注文住宅・分譲住宅・中古住宅はもちろん、一戸建てとマンションという比較もあります。
また、持ち家と賃貸という選択肢もあり、どの住まいが良いのか悩まれている人も多いのではないでしょうか。
ですが、悩むことは良いことです。考えている証拠だからです。
思考停止で、家を買う・賃貸で住み続けることは止めましょう。
数十万円もする財布を購入するとき、皆さん慎重に考えますよね。
住居費は人生の3大支出。比にならないほど高額です。
ぜひ一度真剣に『住まい』について考えてみてください。
答えは出なくても、将来必ず役立つはずです。
知識を蓄えて、自分に合った家づくりを進めていきましょう。
以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





