【注文住宅】新築で後悔しないコンセント計画|我が家の成功と失敗

後悔しないためのコンセント計画のコツや事例を紹介した記事のアイキャッチ画像

こんにちは!住友林業で注文住宅を建てました、あいすです。

注文住宅の打ち合わせでは、決めることが本当にたくさんありますよね。
なかでも意外と悩むのが、「コンセントの配置」ではないでしょうか。

コンセント計画で後悔する人も多いみたいだね⋯

暮らしやすさに直結するから、失敗したくないよね。

コンセントをどこに配置するか、取り付ける高さはどうするか⋯
これを適当に決めてしまうと、住み始めてから後悔する可能性も高くなります。

我が家も、しっかり計画したつもりだったものの、実際に暮らしてみると「ここはもっとこうすればよかった⋯」と思うポイントがいくつかあります。
今回は、そんな我が家のコンセント計画の成功・失敗例や、後悔しないためのコンセント計画のポイントなどをご紹介します。

この記事でわかること
  • コンセント計画の重要性
  • 後悔しないためのコンセント配置のコツ
  • 我が家の成功・失敗事例

家づくりで後悔しないために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

それではいってみましょう!

目次

ライフスタイルに合わせたコンセント計画を

ライフスタイルに合わせたコンセント計画が大切

コンセントの配置で後悔しないためには、あなたの暮らし方に合わせて計画することがとても大切です。

ここでは、「なぜコンセントの位置をしっかり考えるべきなのか」そして「どのように決めていけばいいのか」について、具体的にご紹介します。

コンセントの位置決めは任せっきりにしないで!

賃貸アパートに住んだ際などに、「ここにコンセントがあったら便利なのに⋯」とか、「このコンセント全然使ってないな〜」などと感じた経験はありませんか?
これは、賃貸住宅が「誰にとっても最低限使いやすい設計」になっているからです。

必要な場所にコンセントがない場合、延長コードで対応する方法もありますが、

  • 見た目がごちゃつく
  • 掃除がしづらい
  • タコ足配線による火災リスク

など、快適性や安全性の面で懸念点があります。

実は、コンセントの「最適な数や位置」は、それぞれのご家庭ごとに全く異なります

たとえば⋯

  • 調理家電を多く利用する家庭では、カップボードやパントリー内に複数必要
  • パソコンやモニターをたくさん利用する家庭では、書斎などに集中して配置する
  • 家族一人ひとりが充電が必要な機器を持っている場合、各部屋に分散して配置

このように、どこでどれだけのコンセントを使用するかは、それぞれのライフスタイル次第。

だからこそ、注文住宅ではコンセントの位置にもとことんこだわるべきなのです。

注文住宅なら、設計士さんと相談しながら自分たちの暮らしに合った配置を指定できます。また、規格住宅等でも相談次第で位置変更できるケースがあるので、ぜひ確認してみてくださいね!

実際の生活をイメージして計画する

コンセントの設置場所や数を決めるときに大切なのは、図面ではなく「実際の暮らし」から考えることです。

まずは、今の生活をもとに、こんなことをイメージしてみてください。

チェックしておきたいこと
  • 今の暮らしで、何箇所くらいコンセントを使ってる?
  • 新居で買い足す予定の家電は?
  • カップボードに並べる調理家電の数は?
  • 掃除機やスマホ、パソコンなどの充電場所はどこ?
  • インターネット回線を繋ぐための情報コンセントが必要な位置は?
  • 設置したい家具には干渉しない?

このようにイメージしてみると、どこにどれだけのコンセントが必要か、明確になってくるはずです。

もしも、コンセントの位置を変更したり追加したい場合は、設計士さんに早めに相談しましょう。

一方で、「図面上にはあるけど、使い道が思いつかないコンセント」もあるかもしれません。
そういった場合は、思い切って削るのもアリです。

ただし、あとから追加するのは難しく高コストになることも多いので、減らしすぎには注意が必要です。

コンセントは「種類」も大事!

実は、コンセントは種類もかなり豊富。目的や場所に合わせて、最適なタイプを選ぶことも重要です。

よく使われるコンセントの種類

スクロールできます
コンセントタイプ特徴・使用用途
ネームプレート付きどこのスイッチか明示できて実用的
デザイン性重視タイプ目立つ場所におすすめ
スマートホーム対応IoT化したい人向け
3口タイプ使う家電が多い場所に
USBポート付き充電用に便利
横長タイプ家電で隠せるスマートなデザイン
情報コンセントLAN・テレビ用

このような多くの種類の中から、以下のようにイメージして「どこにどの種類を採用するか」を選んでいきましょう。

  • 人目に触れるリビングの目立つ場所には、デザイン性重視タイプ
  • カップボードには、家電で隠せるように横長タイプ
  • 勉強机を置く予定の位置には、情報コンセントを追加
  • スマートホーム化予定なら、全てスマートホーム対応のものに統一

こうした工夫をすることで、見た目も機能性も満足度の高いコンセント計画を実現できます。

スマートホーム化について、詳しくはこちら

我が家のコンセント計画【成功と失敗】

我が家のコンセント計画の成功例と失敗例を紹介

実際に注文住宅を建てた我が家のコンセント計画⋯
打ち合わせは全力で取り組み、全て慎重に綿密に計画を立てて決めていきましたが、それでもやはり「全てが完璧」というわけにはいきませんでした

ここからは、後悔していることも含めて、「ここのコンセントは便利でおすすめ!」「ここはこうすればよかった⋯」といった、コンセント計画の成功と失敗の事例を、実際の写真とともにご紹介していきます。

みなさんは失敗しないように、ぜひ参考にしてくださいね。

「ここにあってよかった!」成功例

設計士さんからの提案や、自分たちで要望を出して設置したコンセントの中で、実際に暮らしてみて「これは正解だった!」と感じているものをご紹介します。

キッチンの手元コンセント

キッチンの調理台手元にあるコンセント

我が家のキッチンは、トクラスのコラージア
このキッチンを採用した理由の一つが、調理スペースの手元にコンセントを設置できることです。

ここのコンセントは、ハンドブレンダーを使ったり、電気圧力鍋をレンジフードの近くで使いたい時に、とっても便利でおすすめです。

特にトクラスのキッチンの場合、コンセントにカバーが付いていて、使えるときだけ簡単にカバーを外せる仕様。
見た目もすっきりしていて、水回りでも安心・安全です。

我が家のキッチンの仕様についてはこちらをチェック!

洗面台横の壁に追加したコンセント

洗面台のコンセント

我が家の洗面台は住友林業クレストのもの。
洗面台自体にコンセントが2口付いているのですが、鏡を開けた位置にあり抜き差ししにくいため、シェーバーや電動歯ブラシなどの充電用として使用することにしました。

ドライヤーやヘアアイロンなど、使用頻度が高く抜き差しが必要なアイテムには、より使いやすい位置にコンセントが必要
そこで、洗面台右側の壁面にコンセントを1つ追加してもらいました。

このコンセントはもともと図面上にはなかったものですが、実際に使う場面を想定して要望を出したことで、毎日のストレスがゼロに!

ちなみに右側にした理由は、私たち夫婦がどちらも右利きだから。
ちょっとしたことですが、使う人・使う場面を具体的にイメージすることが、快適なコンセント計画には欠かせません

収納内の掃除機充電用コンセント

コードレス掃除機用のコンセント
ロボット掃除機用のコンセント

掃除機の収納と充電を両立させるために、2つの掃除機タイプを想定したコンセント配置を計画しました。

コードレス掃除機用のコンセントは、取り出しやすい収納内の壁面に設置

「出しっぱなし」にならず見た目もすっきり!取り出しやすい位置なので、掃除もスムーズにできます。

ロボット掃除機用のコンセントは、出入り口が開いた収納スペースを造作し、その内部に設置

扉を開けっぱなしにしなくても、ロボット掃除機がスムーズに出入りできるように工夫しました。

ロボット掃除機のメーカーによっては、左右に1m以上の空きスペースを確保するよう推奨されていることもあります。
使用予定の製品が決まっている場合は、購入前に取扱説明書をよく確認しておくことをおすすめします。

我が家が使っているロボット掃除機はこちら

充電ステーションを確保

家電の充電用のコンセント

先ほど紹介したロボット掃除機用の収納と同じ場所に、家中の家電をまとめて充電しておけるスペースを設けました。

スマホやPC、カメラのバッテリーなど、毎日充電するアイテムって意外と多いですよね。
そこで、収納の中に可動棚とコンセントを設置し、充電ステーションとして使えるようにしました。

ポイントは「収納の中」に設けたこと。

ケーブル類がごちゃごちゃしていても扉を閉めれば見えないので、生活感を隠しながら使えます!

棚の設置を見越したアイロン用のコンセント

ランドリールームにあるアイロン用のコンセント
我が家のランドリールーム

ユーティリティスペースでは、入居後にチェストを設置する予定がありました。
そこで、その棚の上を使ってアイロンがけができるよう、棚の上面から少し上の位置にコンセントを設置

洗濯物を乾かす際に、棚の上にサーキュレーターを置いて使うのにも便利です!

ランドリールームの設計を考えるにあたっては、順番が大事だと感じました。

  1. まず物干しパイプの高さを決める
  2. その高さで洗濯物を干しても干渉しないよう、棚の高さや配置を決める
  3. その棚の高さでアイロンがけできるよう、ちょうどいい位置にコンセントを配置する

このような順番で考えることにより、「洗濯物を干すと下に付く!」「棚が干渉してコンセントが使えない!」といった事態を避けることができます。

ちなみに、わが家は入居後に棚を購入しましたが、ちょうどいいサイズを探すのが少し大変でした⋯。
予算に余裕があれば、棚も造作しておくのがベストかもしれません!

「必要なかった・変更すればよかった」失敗例

我が家はしっかりコンセント計画をしたつもりでしたが、実際に住んでみて「ちょっと失敗だったかも⋯」と感じたポイントがいくつかあります。

みなさんが同じような後悔をしないよう、我が家の失敗をぜひ参考にしてください!

コンセント位置のチェック漏れ

打ち合わせの途中で図面が変更された際、寝室のベッドサイドのコンセントの位置が移動していたのに気づかず、当初の図面通りに設置されると思い込んでしまっていました

家が完成してからそのことに気づいた時は、地味にショックでした⋯。

図面は何度も変更されるものなので、「最新の図面で確認すること」を徹底しましょう

有効活用できていないコンセントが3箇所

入居してから半年以上経ちましたが、「あれ?ここ一度も使ってないな⋯」というコンセントが3つあります。

廊下の収納の中

設計士さんからの提案で、「何かに使えるかも」と思って設置したものの、今のところ全く使用していません。
まさに、「図面上にはあるけど、使い道が思いつかないコンセント」です(汗)。

寝室の情報コンセント

標準仕様で各部屋に設置されるためそのまま採用しましたが、位置が悪くて使いにくい⋯。
今後、寝室にパソコンやテレビを置く可能性もあるので「設置自体は後悔していない」のですが、もっと「どこで使うか」を想定して位置を決めればよかったと感じています。

寝室入口のコンセント

先ほどの「ベッドサイド用コンセント」が移動してしまった結果、寝室の入口近くに2つ並ぶ状態に。
結果、1つは全く使っていません⋯。

テレビボード裏のコンセント

テレビや周辺機器を使うためには、コンセントがたくさん必要なので、テレビ背面の壁にコンセントを多めに設置しました。

実は当初、「テレビを置かない生活」も視野に入れていたので、テレビボードのことまではあまり考えていなかったんです。
しかし、完成したお家を見て、テレビボードはあったほうが見栄えがいいと考え、購入を検討することに。

テレビボードを置いてコンセントが見えないように隠したかったのですが、いざ探し始めると、テレビボードの高さが微妙に合わない!
コンセントに干渉してしまい、背板を削るか、隙間が空いてしまうようなものばかりで、選ぶのにかなり苦労しました…。

テレビボードを置く予定がある場合は、設計段階で家具を決めておくと安心
コンセントの「位置」や「高さ」もそれに合わせて調整できますよ。

まとめ【コンセントの位置で後悔しないために】

今回は、我が家の成功例・失敗例をもとに、注文住宅のコンセント計画のコツをご紹介しました。

後悔しないために意識したいポイントをまとめると、このようになります。

  • 「とりあえず付けておこう」は危険!用途を考えて配置する
  • 「誰が・何を・どこで」使うかをイメージして決める
  • 図面の変更には要注意!最新版でしっかり確認
  • 家具とコンセントの位置関係は超重要!

コンセントは一度設置してしまうと、あとから変更するのが大変な設備のひとつ。
まずは、今の暮らしを振り返ること、そして新居での具体的な生活シーンを想像することが大切です。

我が家はかなり慎重派で、SNSやYouTube、展示場などでもたくさん情報収集しましたし、打ち合わせも真剣に取り組みました。
それでも「ここ、もう少し考えればよかったな…」という小さな後悔はあります。
でも、だからこそ、この記事がみなさんの家づくりのヒントになれば嬉しいなと思っています。

他にも「家づくりに役立つ情報」をたくさん投稿していますので、よければチェックしてみてくださいね。

みなさんの家づくりが、納得のいくものになりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました!

打ち合わせの流れについて、気になる方はこちらをチェック!

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