こんにちは!住友林業で注文住宅を建てました、あいすです。
家づくりの計画において、まず大切なステップが「ハウスメーカー選び」です。
ハウスメーカーを選ぶためには、複数社に希望条件を伝えて相見積もりをとり、比較検討していくことが重要です。

見積書をもらったけど、ハウスメーカーごとに様式が違う⋯



項目が違うから、見積書を見ただけでは比較しにくいんだよね。
複数社から注文住宅の見積もりをとり、いざ比較しようと思ったら「項目が多すぎて分からない」「金額に差がありすぎる」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そのような違和感があるまま、見積書の金額だけを見てハウスメーカーを決めてしまうと、あとから金額が膨れ上がり予算オーバーになる可能性もあります。
注文住宅の見積もりを比較する際には、下記のような項目をチェックしなければなりません。
- 土地に関する費用は入っているか
- 外構の費用は入っているか
- カーテン・エアコン・照明器具などの費用はどこまで含まれているか
- 採用したい設備や仕様が反映されたプランになっているか
- そのプランの住宅性能レベルは十分か
- 希望した広さやデザインと一致した見積もりになっているか
また、見積もり依頼段階でいくつかのポイントを抑えておくことで、比較しやすくなります。
この記事では、家づくり経験者である筆者が、ハウスメーカー決定前に見積もりを比較する際の注意点や、見積もりを依頼する際のポイントについて、解説していきます。
- 注文住宅の見積もりの流れ
- 見積もりを依頼する際に注意したいポイント
- 見積もり比較のチェック項目
ハウスメーカー選びや家づくりを成功させるために、ぜひ抑えてほしい内容となっていますので、最後までご覧ください。
それではいってみましょう!
注文住宅の最初の見積もりから最終見積もりまでの流れ


まずは、ハウスメーカー選びにおける見積もりの流れを把握しておきましょう。
注文住宅の見積もりは「概算見積もり」と「詳細見積もり」の2種類
前提として、注文住宅の見積もりには下記の2種類があることを覚えておきましょう。
- 概算見積もり
-
ハウスメーカー選びの初期段階で作成される、おおよその施工費を予測した見積もり
- 詳細見積もり
-
ハウスメーカー決定後、具体的な日程や使用する建材、作業人数などを詳細に記載した見積もり
必ず複数社の見積もりを比較してから、ハウスメーカーと契約することをおすすめします。
注文住宅の見積もりの流れを解説!
着工前の「最終見積もり」までの大まかな流れについて解説します。


詳しくはこちらの記事をチェック!
このように、何度も比較検討しながら最終見積もりまで進んでいきます。
やはり、一番大事なのは「予算管理」です。
注文住宅は仕様を自由に選べる分、こだわればこだわるほど金額が膨れ上がります。
だからこそ、あらかじめ無理のない予算を把握しておくことが重要です。
ハウスメーカー選びにおいて、相見積もりすることは鉄則。最初から1社だけに絞ると適正価格がわからず、ライバルがいないためその住宅会社のいい値になってしまい、損をするからです。
とはいえ、一回ずつ条件を伝えて見積もりをとり、自力で比較検討するのはかなり大変。時間も労力もかかります。
「もっと簡単に比較検討したい!」という方には、タウンライフ「家づくり計画書」の利用がおすすめ!
本来、同じ条件で複数社の見積もりを比較するためには、一社ずつ連絡を取り合う必要があります。
「家づくり計画書」なら、一度条件を伝えるだけで一気に複数社の見積もりをとることができるので、ハウスメーカー選びを手助けしてくれます。
ぜひ活用してみてくださいね!PR
ハウスメーカー選びの段階で見積もりを依頼する際のポイント


ここからは、ハウスメーカー選びの段階で概算見積もりを依頼する際に、知っておきたいポイントをご紹介します。
見積もりを依頼する前に予算や希望条件を確認
先程も少し触れましたが、見積もりを依頼する前に、まずはご家族で話し合った上で予算や希望条件等を決めておきましょう。
- 無理なく返せる毎月の返済額はいくらか
- 総額いくらまでの予算を組むか
- 家に求めることは何か
- 採用したい仕様はあるか
- 希望条件のうち優先順位が高いのはどれか
これらのことをあらかじめ決めた上で、見積もりを依頼しましょう。
家づくりの目的や予算が明確になることで、家づくりがスムーズに進みますよ。
また予算を決める際は、住宅ローンの返済以外に発生する費用についても、しっかり把握しておくようにしましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
相見積もりしていることを伝える
複数社に見積もりをお願いしている(相見積もりをとっている)ことを伝えると、有利に働く場合が多いです。
ハウスメーカーから最初の時期に提示される見積もりは、多くの場合、値下げ出来る余力を残した金額となっています。その金額から、キャンペーン割引や紹介割引、決算時期の割引などが加わり、最終的な見積もりとなります。
相見積もりしていることを伝えるのは、このような割引を受けやすくするため。
ハウスメーカー側からすると「ライバルがいる」という状況になるため、ライバルよりもより安く、またはより良いプランにしようと、頑張ってくれるわけです。
ちなみに、筆者が相見積もりをとったハウスメーカーのうち「アキュラホーム」だけは、「うちは最初から適正価格なので、他と違って大幅な値引きは出来ません。」とのことでした。
住友林業の紹介割引について詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
できるだけ同条件で依頼する
見積もりを比較するためには、複数社に、できるだけ同じ条件を提示して見積もりを依頼することをおすすめします。
注文住宅には「標準仕様」と「オプション」という基準があります。さらに、各ハウスメーカーや設計士さんによって、得意な提案が異なります。
そのため、例えばA社とB社にそれぞれ「30坪平屋の見積もりを作ってほしい」と依頼しても、下記のような違いが生じる可能性があります。
A社 | B社 | |
---|---|---|
間取り | 3LDK | 2LDK |
屋根の形 | 寄棟屋根 | 片流れ屋根 |
ロフト | なし | あり |
太陽光発電 | なし | あり |
窓シャッター | あり | なし |
キッチン | 壁付型 | アイランド型 |
床材 | シート系メイン | 無垢床フローリング |
床暖房 | あり | なし |
耐震等級 | 2 | 3 |
このように、あまりにも条件がバラバラだと比較しようがないですよね。
見積もりを確認して一見「安い」と思っても、条件を揃えていくと金額が逆転することもあります。
そのため、最初から全て決める必要はありませんが、最低限下記のような項目の希望条件を伝えて、見積もりを依頼しましょう。
- 階数
- 目安の坪数
- 部屋数
- 床暖房の有無
- オール電化かガス併用か
- ロフトやスキップフロアの有無
- 太陽光発電設備の有無
- 全館空調の有無
- 耐震等級、断熱等級
- 希望の間取りがあれば(L字型リビング、リビング階段、ランドリールームなど)
- 希望の設備があれば(乾太くん、フロントオープン食洗機、電動シャッターなど)



条件を揃えた上で見積もりを提示してもらえば、比較しやすくなるよ!
ちなみに、最初に伝える条件があまりにも細かすぎると、逆に「条件に囚われてしまい良いプランにならない」というケースもあります。
したがって、決まっていないことについては無理に条件を絞り込んで伝える必要はありません。「この設備だけは必ず採用したい!」「この間取りは絶対実現したい!」というように、優先順位の高い条件のみあらかじめ伝えておき、あとは大まかなイメージを伝えるという手もあります。
特に間取りについては、設計士さんの提案力が問われる部分でもあります。大体の坪数と部屋数、どんな暮らしをしたいかなどのイメージだけを伝えてプランを提案してもらうと、あなたの意図をどれほど汲み取ってくれる設計士さんなのかを知ることが出来ます。
注文住宅の見積もり比較【チェックポイント6選】


見積もりを依頼するまでのポイントが分かったところで、ここからは、各社の見積もりを比較する際のチェックポイントをご紹介します。
見積もりを見て足りない項目があれば、ご自身で金額を把握し、それらを追加した総額を比較してみましょう。
- 土地に関する費用は入っていますか?
- 外構の費用は入っていますか?
- カーテン・エアコン・照明器具などの費用はどこまで含まれていますか?
- 採用したい設備や仕様が反映されたプランになっていますか?
- そのプランの住宅性能レベルは十分ですか?
- 希望した広さやデザインと一致した見積もりになっていますか?
それぞれの項目について、目安の金額も含めて解説します。
ぜひこちらを参考にしながら、実際に見積もりを比較してみてくださいね。
注文住宅にかかる費用については、こちらの記事も参考にしてください。
1.土地に関する費用は入っていますか?
建物の金額だけでなく、土地の費用が入っているか確認しましょう。
土地に関する費用とは、下記のような費用のことです。
- 地盤調査のための費用
-
大手ハウスメーカーの場合、無料で地盤調査をしてくれることが多いです。住友林業の場合は、5万円の申込金が発生します。
- 地盤改良費用
-
地盤の状態により異なりますが、数百万円単位でかかる場合もあります。
- 土地の購入費用
-
購入予定の土地の金額により、大きく異なります。
- 登記やつなぎローンなどの諸費用
-
司法書士さんや銀行などに支払う費用です。司法書士さんや利用する銀行、土地の金額などによって異なります。
もしこれらの費用が含まれていない場合、大体いくらかかるかを把握し、見積もり金額に加えておきましょう。
具体的な金額を知るためには、ハウスメーカーの担当者や、土地売買の担当者に確認してみてくださいね。
2.外構の費用は入っていますか?
外構プランは後回しになりがちですが、数百万円ほどかかる、忘れてはいけない大きな項目です。
こちらも、もし見積もりに含まれていない場合は、金額を把握して加えておきましょう。
目安の金額は下記の通りです。
- あらかじめ外構業者を決めている場合は、その業者が提示する見積金額
- 外構業者が決まっていない場合は、建物本体価格の10%程度
3.カーテン・エアコン・照明器具などの費用はどこまで含まれていますか?
カーテンやエアコン、照明器具といったものが見積もりに含まれるかどうかは、ハウスメーカーによって異なります。
「インテリア」などという項目で一括りになっている可能性もあるため、不明な場合は担当営業さんに聞いてみてください。
これらの金額は、部屋数や採用する設備の種類によって変わりますが、50万円〜100万円程度見ておくといいでしょう。
4.採用したい設備や仕様が反映されたプランになっていますか?
見積もり依頼時にあらかじめ伝えた設備や仕様が、きちんと見積もりに反映されているか確認しましょう。
希望を伝え忘れていたり、伝えたけれど抜けていたりすることが、意外と多いです。
これを見逃してしまい「安い!」と思って契約し、後から抜けていたことが発覚すると、数百万円単位で予算オーバーになる可能性もあるため、注意が必要です。
5.そのプランの住宅性能レベルは十分ですか?
耐震性能や断熱性能などが問題なく、安心・安全に暮らせる家かどうか、確認しておきましょう。
その見積もりプランでの耐震等級や断熱等級を聞いてみてください。納得できる性能であればいいのですが、例えばもし「耐震等級1」だった場合、「耐震等級3」に上げるためには数百万円かかる可能性もあります。
「断熱等級7を目指したい!」などと決めている場合は、あらかじめその条件で見積もりを出してもらいましょう。
6.希望した広さやデザインと一致した見積もりになっていますか?
見積もりと合わせて間取り図もしっかり確認させてもらいましょう。
ハウスメーカー側が、できる限り提示された予算に近づけるために、
- 坪数を少し減らす
- 外壁材や屋根材のグレードを下げる
- アイランドキッチン希望だけど壁付キッチンのプランにする
といった調整をしている可能性もゼロではありません。
もし希望したものと相違があるようなら、改めて希望通りに見積もりを出してもらうか、他に減額調整できる部分がないか検討しましょう。
まとめ【見積もりは契約前によくチェックしよう】
この記事では、注文住宅の見積もりを比較する際の注意点について解説しました。
まとめると、下記の通りです。
- 見積もりを依頼する前に予算や希望条件を確認しておきましょう
- 相見積もりしていることを伝えましょう
- できるだけ同条件で依頼しましょう
- 土地に関する費用は入っていますか?
- 外構の費用は入っていますか?
- カーテン・エアコン・照明器具などの費用はどこまで含まれていますか?
- 採用したい設備や仕様が反映されたプランになっていますか?
- そのプランの住宅性能レベルは問題ないですか?
- 希望した広さやデザインと一致した見積もりになっていますか?
複数社の見積もりを比較するのは大変ですが、家づくりで後悔しないためには、とても重要なことです。
契約前に、細かい項目まで必ずチェックしましょう。
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みなさんの家づくりを応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。