「一戸建て」の特徴

こんにちは！あいすです。

家を購入したい！という話になったとき、一戸建てがいいのか、マンションがいいのか、なんとなく違いはわかるけど何が正解かわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は「一戸建て」について、その特徴を詳しく紹介します。
「一戸建てにしようか？」「マンションにしようか？」と悩まれている人の助けになること間違いなしです。
ぜひ、最後までお読みください。

それではいきましょう！

「一戸建て」とは

一戸建てとは、「独立した住宅」のことを指します。具体的には、以下のような住宅です。

引用：住友林業

また、「一戸建て」と一括りにいっても、いくつか種類があります。

 注文住宅

一戸建てを指す言葉。
土地を購入もしくは所有している土地に、自分の希望に合わせて一から設計・建築する住宅のこと。
間取りやデザイン、設備などの自由度が非常に高いが、費用が高額になりやすい。

 分譲住宅

住宅会社が土地と住宅をセットで販売する形の住宅。すでに設計・建築されているものが多いが、建築途中で購入し、内装などをカスタマイズできるケースもある。
また、「建売住宅」と呼ばれることもある。

 中古住宅

名前のとおり、過去に誰かが住んでいた住宅。中古のため、建物の老朽化による修繕が必要になる場合もあるが、リフォームにより新築と同じような空間にできる。
新築よりも価格が安く、注文住宅と比べ3,000万円以上安いこともあると言われている。

「一戸建て」のメリット

① 自由度が高い

一戸建ては、建物が丸ごと自分の所有物になるので、リフォームや庭の利用など、自由に家をカスタマイズできます。
また、出産や子どもの独立といった、ライフステージに応じて間取りを変更することもできます。
住宅によっては、事前に間取りや設備を自由に決めて、『唯一無二』の家を建てることも可能です。自分好みの家が出来上がるので、満足度の高い生活ができます。　

② 面積が広い

マンションと比べて、一戸建ての方が家が広い傾向にあります。もちろん、マンションも高額なものであれば広くなりますが、同価格帯で比べると一戸建ての方が広くなります。
マンションは駅へのアクセスや買い物のしやすさ等を考慮した、立地が良い場所に建ちます。そのため、一戸建てと同じような広さを求めると、価格が跳ね上がってしまうのです。

家が広いと、生活の幅や選択肢が広がります。趣味スペースや在宅ワークスペースを作ることもできます。子どもや孫が家の中で遊ぶ時も楽しそうですね。

③ 騒音トラブルが起きにくい

隣の家と壁を共有していないので、生活音の干渉を少なくできます。ある程度の配慮は必要ですが、特に小さな子どもやペットがいる家庭では、特に大きなメリットになり得ます。子どもが大声で泣いたり、ペットが大きな鳴き声をあげても、マンションほど気にしなくて良いのです。

他にもマンションでは、「音漏れが気になるので、楽器の演奏がしづらい」「家族喧嘩の声が外まで聞こえてしまう」といった心配もありますが、一戸建てではそれほど心配にならないでしょう。

④ 土地が資産として残る

一戸建てとマンションどちらも長い年月が経つと、資産価値が無くなります。

確かに、マンションの価値は一戸建てに比べて下がりにくい傾向にあります。
しかし、「下がりにくい」というだけで徐々に「下がる」ことに変わりはありません。
極端な例ですが、いくら資産価値が下がりにくいとはいっても50年、100年後の資産価値はほとんどないでしょう。

その点、一戸建ての場合は『土地』が残ります。上物（建物）の価値がゼロになってしまっても、土地の価値がなくなることはほとんどありません。

「一戸建て」のデメリット

① 資産価値が下がりやすい

一般的に建物の価値は、購入した瞬間から下がり始めます。地域や建物の構造にもよりますが、築10年で新築時の50％、築20年でほぼ0％になるとも言われています。
そのため、住宅ローン残高の状況によっては「住宅ローン残高＞売却額」となり、負債を抱えるケースもあります。十分注意して、予算を組みましょう。

家は資産になると言われますが、これは正しくもあり間違いでもあります。場合によっては、「負債」にもなるのです。
詳しくはこちらをご覧ください 

② 維持管理を自分で行う

家を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスや修繕が必要です。
マンションであれば、管理費や修繕費を積み立てておくことで、管理会社に任せることができますが、一戸建ての場合そうはいきません。

一戸建ての場合、修繕などが発生した時に、修繕費やメンテナンス費を支払わなければならないので、将来の修繕・メンテナンスを見据えた貯金をしておく必要があります。
また、マンションのように全て管理会社に任せることができないので、メンテナンス期間の把握や業者の手配も全て自分でしなければなりません。

③ 防犯対策をする必要がある

一戸建ては、人の目が少ない・オートロックがない・防犯カメラが実費・窓や庭からの侵入が容易といったことから、マンションと比べてセキュリティに弱点があります。
警視庁のデータによると、侵入窃盗の発生場所として最も多かったのは「一戸建て住宅33.0％」となっています。

一戸建てのセキュリティ対策はできる限り整えておきたいですね。
SECOMやALSOKといったホームセキュリティや防犯ガラス・防犯カメラの設置を検討して、防犯意識を高めていきましょう。

「一戸建て」が向いている人

① 趣味やライフスタイルに応じて、自由な暮らしを求める人

DIYやリフォームをすることで、結婚や出産・老後などのライフスタイルに適した快適な家に改築することができます。

• 子どもが増えたから、リフォームして部屋を2つに分けようかな
• 子どもが家を出て巣立ったから、一部を賃貸にして貸し出そうかな
• すごくおしゃれな内装の家があったから、大規模なリフォームをして真似てみようかな
• 家族でバーベキューができるように、庭を改造しようかな
• 野菜を育てたり、お花を植えたり、ガーデニングをしてみようかな
• 犬を飼ったらとても可愛くて、家を犬にとって居心地が良くなるように改築しようかな

一戸建てであれば、こんな気持ちに応じて自由に暮らしを変えていけます。　

② プライバシーを重視する人

隣の家と壁を共有していないので、プライバシーを重視する人には一戸建てが向いています。特に小さな子どもやペットがいる家庭では、泣いたり走り回ったりしても気にする必要はありません。

自分の家が発する音だけではなく、隣人の生活音も気になりにくいでしょう。
「音がうるさいので、少し静かにしてもらえますか」と、言うのも言われるのも嫌ですよね。
また、隣の家と物理的に離れているので、プライバシーが守られている安心感を感じることもできます。

③ 維持コストが苦にならない人

一戸建てはマンションのように修繕費・メンテナンス費の積み立てがありません。そのため、自分で予算を確保しておく必要があります。修繕などが発生した場合、一括で支払う必要があるからです。

また、自分でメンテナンスの時期を把握したり、業者を手配しなければなりません。手間が増えることになりますが、手間をかけることで、家に対する愛着が増すことにもつながるでしょう。

④ 超長期的な資産価値を求める人

一戸建て・マンションともに、建物の価値は右肩下がりで落ちていきますが、一戸建ては土地の資産価値が残ります。土地の資産はゼロ円にはならないので、売却して老後に適した場所へ引っ越す資金に充てたり、子どもに相続することができます。

まとめ

「一戸建て」の特徴は下表のとおりです。

メリット	自由度が高い 面積が広い 騒音トラブルが起きにくい 土地が資産として残る
デメリット	資産価値が下がりやすい 維持管理を自分で行う 防犯対策をする必要がある
向いている人	趣味やライフスタイルに応じて、自由な暮らしを求める人 プライバシーを重視する人 維持コストが苦にならない人 超長期的な資産価値を求める人

「一戸建て」は、家と向き合う時間が多くなります。
自分好みにリフォームしたり、定期的にメンテナンスを行います。壊れたら自分で手配して、修繕します。

これを、

• 好きか嫌いか
• 向いているか向いていないか
• ワクワクするか面倒くさいと思うか

どう思うかは、人それぞれです。

「一戸建て」の特徴をよく調べて、家族で話し合いながら、家づくりを進めていきましょう。

以上です！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。